概要

TOTAL&TPSソリューションは、現代の生産・物流領域が直面する様々な課題に対応するために設計された革新的なシステムです。

ウェアラブル端末を活用した「スキャン&ワーク」により、ハンズフリーで情報を取得し、作業者の物理的負担を軽減+作業効率を向上させます。リアルタイムで情報を収集し、トレーサビリティを充実させ、トランザクションデータを分散管理します。
また、「2025年の崖」問題への対応、人手不足、働き方改革、環境問題、そして事業継続性(BCP)など、多岐にわたる喫緊の課題解決に貢献します。
「ノンパレット(ノンフォークリフト)」戦略に基づき、垂直搬送における安全性とスピードを重視した物流改善を推進しています。また、「一気通貫、組織横断」を合言葉に、システム安全性、親和性、共通性、習熟スピードの向上を目指し、企業全体のDX化を推進します。

企業を取り巻く問題・課題

業務のDX化の手段  ー革新的なデジタルソリューション

TOTAL(Tool of Turn Around Linkage)&TPS(Transaction Process Scorer)は、「TPSカード」を用いて業務の実績データである「4W2H」をリアルタイムで収集し、モノの動きを情報化して生産と物流領域をDX化するソリューションです。
SCAN&WORKで「モノ」が動くその場で情報を収集することにより、「情物一致」を実現します。
収集した4W2Hデータを活用することで業務のDX効果を生み出します。

TPSカードを使って業務現場からの実績(4W2H)を収集→AIなどで解析→業務改善へ

前段取りと実行系での4W2H収集  ーさあ、はじめましょうー

前段取りとして、情報媒体(TPSカード※RFID付き)を発券し、現場作業で読み取り(SCAN&WORK)することで作業実績データ(4W2H)を収集します。

DX化情報媒体 TPSカード

TPSカードは業務単位で発券します

▼指示書として運用

●納入指示
●生産指示
●集荷・出荷指示
①伝票としての可視情報を持つ
②予実デジタルデータは
【RFID-TAG/印刷QRに格納】

▼収容器につけて運用

●内容品目
●箱種(寸法・重量)
●収容数
●前工程ー後工程
(どこからーどこへ)
①現品票としての可視情報を持つ
②容器データ+内容物データは【RFID-TAG/印刷QRに格納】

▼台車につけて運用

●発地・経由・行先
 容積+重量の可視化
①上記デジタルデータは
 【RFID-TAG/印刷QRに格納】

▼配送単位で運用

●運行社・便名・予定時間・発地・経由・行先 積載台車情報の可視化
①上記デジタルデータは
 【RFID-TAG/印刷QRに格納】

媒体の読取はTPS端末で

手に装着するウェアラブル型、カードを差立てて読取をする「差立端末」など運用に応じたモデルを準備しています。

4W2Hデータ 活用の効果

事実に基づくデータを組織の各所で利用します。

【直接効果】
〇作業能率向上  〇経験による多くの知識が不要 
〇雇用形態や年齢、経験、性別問わず柔軟な雇用が可能(人件費減)

【間接効果】
〇スペース圧縮 〇管理者事務工数低減

各管理組織へのデータ供与 リアルタイム転送 各現業工程の進捗管理を管制者が集中管理可能 ・直接効果 事務工数大幅削減 データ品質大幅向上 ・間接効果 事実に基づく機能発揮 人員大幅縮小 物流管理部/財務・経理部/人事・総務部 生産管理部/品質管理部/その他 管理部門 ・工程別生産進捗・納入調達状況 ・便別出荷状況

 

物流用品・用具

TP-台車【収容器の運搬台車】

パレットレス、フォークリフトレス物流を実現するために企画、自動輸送機での搬送、連結搬送にも対応。

・ストレッチフィルムレス運用
・フィルム資材不要・フィルム巻き付け作業不要

カードBOX

TPSカードやe-かんばん、現品票を収納し、ベルトで装着することで作業者の両手を自由に使えるハンズフリー作業を可能にします

・媒体を収納
・ベルトを使ってウェアラブルBOXとしても利用可能 

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ソリューション構成要素

TOTALスローガン(用語集)

TOTAL

「TOTAL&TPS」って こんな意味があるんだよ!

TOTALはTool Of Turn Around Linkageの略です。

”媒体(帳票、カードなど)と記録データ(シンボルなど)を「再利用」する” という考えをスローガン化しました。運用例としては、「媒体に記録された情報に追記をする場合、DATA(シンボル)を読み取り、元の情報を呼び出し、情報を追記して媒体に書き込む」などがあります。

作業指示書の例をあげるね。工程ごとに作業が終わったときに指示書を読み取って実績を書き込む運用だね。みんなは今は手書きした後、キーボードで入力してるんじゃないかな?

情報媒体は「パンチカード」→「磁気カード」「バーコードや2次元コード付き帳票」と変わり、RFIDの登場で媒体の形態は紙→カードへと変化しました。発行装置・読み取り装置(ハードウェア)もそれに準じ、印刷装置は大型据置型から小型化・ポータブル化し、読み取り装置は据置型からハンディ型→ウェアラブル型に進化しています。

TOTAL&TPSでは、情報媒体、ハードウェア、ソフトウエア、制御ツール、用具・用度品を最適化してソリューションを構築します。

TPS

TPSとは Transaction Process Scorerの略です。

TOTAL&TPSでは TPSカードⓇを使って transaction process data(業務実績データ:4W2H)をscoringします。

トヨタグループにお勤めの方にはToyota Production Systemの略で、「トヨタ生産方式」のほうがなじみがあるよね。TPSカードは「かんばん」(紙媒体)の進化版と思ってもらえばいいよ

 両手を自由に

この 便利そうだが コスト高にもなる手段

以下の情報入力装置が、企業活動として適した手段なのかと考えたことがありますか?

▶右手で画面タッチ・・・この時点で両手が不自由になる
▶両眼は画面に集中・・・この時点で最重要な視覚による情報認識機能がなくなる

この状態で工場・物流現場を歩き廻ることは危険この上ない行為となる

ハンドリング・時間の問題(手で持つ/どこに置く/持ち続けるとどうなる)
 入力時間中は、両眼が画面に集中する問題(ブラインドタッチ不可)

タッチパネルの問題
 つい触れて誤入力したとしても、本来の意思での入力と区別ができない
 (スマホでいつも経験していませんか?)

①入力データの信頼性はあるのか? 
②人間の注意力の範囲で行えるのか?
③入力件数×入力桁数あるいは選択個数や項目数などは適正なのか?

1件のトランザクションを入力する時間と、機器をハンドリングする時間が
人件費としてのコストと認識しましょう。


Advanced Peripherals&TPSカード

 

 

SCAN&WORK

【4W2H】【両手を自由に】って ”スローガン”、”キャッチコピー” って言われるけど、TOTAL&TPSでは「プロトコル」って呼ぶことにしたんだ。 ”共通認識”、”共通言語”、”共通手順”ってことなんだ!

ハンディターミナルでは読み取り作業と製造・物流作業を同時に行うことが難しい。
「TPS-ウェア端末」は身に着けたまま使える「ウェアラブル端末」。
両手を使って作業効率をUP! SCANしながらWORKを推奨

現在 このような運用ではありませんか?
①ハンディターミナルをホルダーから取り出す
②バーコード,QRコードを読み取る(スキャン)
③比較対象コードを読み取る(スキャン)
④ハンディターミナルをホルダーに戻す
⑤作業動作を始める・・・

これが本来の仕事と思い込んでいませんか?
→ハンディターミナルの操作により、片手に伝票を持つと両手の自由を失う

SCANしながらWORK、両手を使って作業をしよう!

4W2H

❶何処で(場所) ❷誰が(人) ❸何を(物品) ❹いくつ(数値)
 ❺何時から何時まで(所要時間)❻何をした(行為)

バッチリーダ・スタックリーダでの一括読み取りで収集できるかんばんデータは、「読み取り時刻、読み取り場所、品目と収容数」のみ。

TPS-4W2Hは スキャン&ワークにより
どこで(Where)・だれが(Who)・なにを(What)・いくつ(How many)・いつからいつまで(When)・どうした(How)※作った、運んだetc..
の情報を収集。より細かい情報・傾向分析に役立ちます。